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# 細胞は裏切らない
4/4、サプリメントアドバイザー養成コースの基礎1回目の授業がありました。
受講生5名ほどの少人数で、講師だけでなく参加した皆さんが自ら考え、
意見を言ってくださるようようなゼミスタイルの授業です。
相互間のやりとりがあるというのは空気の共有と場が動き、非常に楽しいものです。


さて、授業のなかではヒトのからだを作っている「細胞」、というミクロの世界をみていきます。
細胞といわれても日常ではあまり馴染みがないかもしれませんが、
先日、ある番組でips細胞の山中先生が
「からだのなかには60兆というとてつもない数の細胞があって、一つ一つすばらしい働きをしているんです。
その精緻な動きをみているとこれはもう、神様が作ったものとしか思えない。
私たちがスポーツや勉強などをすると、やる前とやった後では細胞の動きはちゃんと変化していて、
脳なんかではすばらしいネットワークが組まれていく。
細胞はちゃんと応えてくれる。細胞は裏切らないんですよ」
とおっしゃっていました。


今回の授業で脂質について学びましたので、関連したことを少し書きます。

細胞は常に新しいものとの入れ替えを行いますが、
脳の細胞は生まれたときからほぼ入れ替わらない、
だから小さい時に学んだことを記憶しどんどん経験や学習を積み上げていってネットワークを組んでいけます。
成長してもどんどんネットワークを広げていくかというと、
ネットワーク構築にはすごいエネルギーが必要ですから
脳にとっては負担と危険が伴うわけで、どこかでネットワークを広げるのをやめ、
他の方法を考える必要があります。

脳で見つかったLynx1という物質は毒蛇の猛毒と同じ構造で、
脳のなかで視覚などをコントロールする場から始まり
10代のうちに脳全体のネットワークをどんどん広げるという動きを止めていきます。


では、私たちの脳は10代過ぎたらもうダメなのか?というとそんなことはありません。
脳の神経細胞の軸索という電気信号を送るパイプの部分を太くすることで、
高速で情報をやりとりできるようして、
すでにできあがったネットワークの中を効率的に使うという戦略をとります。
軸索というパイプは所々の脂肪を厚くすることで、電気コードの絶縁体の役目をし、
そこだけ情報がスピーディーに飛ぶため、情報の高速化を可能にしています。

軸索の周囲を動き回り脂肪を巻きつけていくのはオリゴデンドロサイトという物質です。
まるで道路の補修工事をしているようです。


ダイエットをするときに、とかく嫌われる脂肪ですが、
頭のなかで高速道路を作るための大切な材料でもあると理解すると、
良い油を摂らないと…と思えてきます。
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04/06 08:52 | 養成コース
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