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Nスペ【臨死体験の謎に迫る】を見て
昨日NHKスペシャル【臨死体験の謎の迫る】をご覧になったでしょうか?ジャーナリストの立花隆さんが世界的に著名な脳科学者に次々と取材し、自身の考察を深めていくという展開で、とても面白かったのです。
きっと再放送があると思いますが、見逃した方のために内容をを少しご紹介します。

臨死体験というときれいなお花畑やまばゆい光の世界に包まれる、神様に会った・・・など、人種を超えてその体験はほぼ共通するようです(地獄で焼かれた・・・といって戻ってくる人はいませんね)。
研究者の間でも、人が死ぬとき心臓が止まり、それと同時に脳の活動も止まるということが定説だったのですが、新しい研究で心臓が停止した後もわずかな時間、脳の活動が続くことがわかったそうです。
(コレには立花さんも驚いておられましたが、私も鳥肌が立ちました・・・)

脳の神経細胞のネットワークは「クモの巣」のようなイメージだそうです・・・(脳の神経細胞は体の細胞とくらべると長くてユニークな形ですが、神経細胞同士のネットワークが「クモの巣」なんだ!と想像すると、より一層美しいですね、雨に濡れたクモの巣はナント美しいことか!)。

臨死体験とはもうすぐ訪れる死を前に、脳が最後の力を振り絞ってドーパミンなどの快物質をその脳内の「クモの巣」に振りまき、カラダが永遠の眠りに向かって動きを止めるなかで、逆行するように「目覚めよ!」という命令が出る、そのため、脳は幽体離脱という状態でそれを認識するのではないか?というのです。

(醍醐味はここから・・・)このしくみは脳の辺縁系といわれる「古い脳」の働きで、私たちは死ぬ間際このような美しい景色や懐かしい人々に迎えられるイメージをもちながら安心してあちらへ行けるよう、脳にプログラミングされたギフトを持っているのではないか?というのです(なんだか全身の力が抜けて涙が出てきました)。

「死」はずっと昔から人類のを最大の恐怖ですよね。宗教、心理学、様々な文学や芸術作品を見てもずっと「死んだらどうなるのか?」「死後の世界はこわいんじゃないか?」というのを想起させるものです。
でも、私たちのカラダには此岸から彼岸へ安心して行けるしくみがある。死は恐れるものではないのかも・・・と思えてきました。

ちなみに来期のJAMAは上級生のクラスで「脳」をテーマにします。
幽体離脱のメカニズムは脳のどういうはたらきか?ということは、遠くない将来より明確になるかもしれません。
でも、「なぜそのメカニズムが用意されているのか?」は科学が答えられる領域ではなく、私たち一人ひとりが大切にしている信条や考え方に委ねてよいのではないか・・・番組の中で一人の脳科学者がおっしゃったその言葉が胸に響きました。
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